December 17, 2006

大番狂わせの一日だった。真央ちゃん、ミキティ、そしてバルサの悲願は夢と散る。

朝 パン(ハム&チーズ)、レタス、イチゴジャム/コーヒー
昼 山菜・半熟卵いりうどん
夜 お好み焼き/エビス黒生
曇り、晴れ

7時起床。娘がバイト。新聞を開いて驚いた。真央ちゃんが銀、ミキティは5位?! なんじゃ、そりや。日の丸が表彰台独占か、なんて言ってたのに、二人はジャンプで大失敗をしたらしいというのだ。しかも、体調不良。男子は2位、3位。かれらも体調は万全ではなかった。おなかが痛かったっていうから、ノロウィルスか、いやもしかするとロシアの暗殺団の仕業かもしれない。棄権者が男女合わせて3人というのも腑に落ちない。朝食後ミルゥの散歩。野川方面。初めて立体マスクを装着したらこれがとても都合がいい。鼻が高いからか、眼鏡が曇るのがたまにきずだが。帰ってから、プジョーのタイヤ交換。いつも年末になって慌てるので、冬タイヤへ交換しに「タイヤ館」へ。あまり込んでいなくて、約1時間。夏タイヤのボルトカバーが2本分欠落しているといわれだ。プラスティック製で簡単に差し込んであるだけなので、よくとれるらしい。娘が帰宅してたので、一緒に昼食。そのあと、念願の、というか年末恒例の風呂掃除。風呂桶も、床も毎日洗っているからいいのだけれど、壁のタイルの目地が汚れている。カビが原因。洗剤で落ちるところとそうでないところがある。かなり一生懸命やったつもりだが、汚いままのところもある。まあ、てきとうなところであきらめる。次に洗面台。僕のものが入っている棚が汚かったので。夕方のミルゥの散歩。さて夜、GPファイナルとクラブチームワールドカップどっちを見るべきかという悩みは、年越し苦労に終わる。今日のバルサはよくない。得意のダイレクトパスがぜんぜんでない。インテルナシオナルのディフェンスを破ることができない。後半、途中出場のアドリアーノの値千金の一発にバルサは沈む。またしても、バルサの世界一は夢に終わった。夜、T中さんから、原稿。それと管さんが新しいエッセイ集を出すというメール。「SNOW」に寄稿してもらった原稿が入っているらしい。


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December 16, 2006

朝方咳が激しく出る。日中はまあまあの調子

朝 パン、レタス、ハム、あんこ、目玉焼き/コーヒー
昼 カレーうどん(カップ麺)、ピーマンとひき肉(昨日の)
夜 秋刀魚の塩焼き、大根おろし、厚揚げ、サラダ、じゃがいものみそ汁、ご飯/高千代 酒朋 純米吟醸 生しぼり
晴れ

8時30分起床。朝方二度程咳き込む。朝食後、本来なら一緒にミルゥの散歩にいくところだがパスする。神谷先生のインタビューをもう一度整理しておく。金子邦彦さんのビデオをQuickTimeに落とす作業。『談』のHPだと問題があるならアルシーヴ社のHPでダウンロードできるようにしようか。現代の思想家シリーズとかにして。映像資料としてかなり貴重なものもあるし。夕方、ミルゥの散歩を兼ねて珈琲工房まで。「ブラジル・マカウバデシーマ」と「happy holiday」(例年おなじみのクリスマスブレンド)を買う。香山リカさんから贈呈してもらった『スピリチュアルにハマる人、ハマらない人』を読む。江原啓之問題。そうか、香山さんに聞けばよかったんだ。夜は、秋刀魚の塩焼きなので、高千代の頒布会の最後、今年の新酒「酒朋 純米吟醸 生しぼり」をいただいた。冷のあと、贅沢にも燗をつける。このコクはなんだろう。フレッシュなのにトロッとしたところがある。上手い。GFを見る。真央ちゃんよりミキティの方が良かったと思ったけれど、結果は真央ちゃんが1位、ミキティがそれに続く。明日のフリーで逆転か。楽しみ。「純情きらり」のスペシャルを見る。浅野妙子さん脚本で、面識もないのに親しい気持ちになっている。宮崎あおいはよかった。


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December 15, 2006

神谷栄司さんはとてもいい先生でした。しかし、帰りにとんでもないことが …。

朝 パン(ハム&チーズ)、レタス、あんこ/コーヒー
昼 幸福弁当(人形町・魚久の銀鱈粕漬け、すし玉青木の玉子焼き、人参、牛蒡、里芋、蓮根、蒟蒻、筍、梅干し、合鴨ロース焼き、渡蟹真丈揚げ、ご飯)
夜 蒸し餃子(海老入り)、ピーマンとひき肉ピリ辛炒め、みそ汁、ご飯
曇り、晴れ

7時半起床。今日は京都出張。ジョルダンで調べて、少し余裕を見て出る。それがよかった。中央線がすごく遅れたのだ。10〜15分くらい。このあとのだと間に合わなかったかもしれない。お弁当を買って乗り込む。A山君と一緒。車中で取材のための予習。昨夜見つけた神谷さんの論文「ヴィゴツキー理論の発展とその時期区分について(I)」を精読し、チェックする。質問できるようにノートに記す。お弁当も食べ終り京都に着く手前で、N留さんが移動してきた。3人で下車。そのまま地下鉄に乗車し「北大路」まで。クルマで佛教大学へ。まだ少し時間がある。学食でお茶をする。コーヒー130円も安いけれど、ペプシコーラ90円は安すぎじゃないか。
14時より研究室にて、仏教大学社会福祉学部社会福祉学科教授・神谷栄司さんにインタビュー。神谷さんは、ヴィゴツキー研究という立場から、「遊び」のもつ意味や特質について言及されている。そこで、ヴィゴツキー理論の一つの重要なポイントである「遊び」とは何かを明らかにし、さらに世代や年代を越えて、普遍的な「遊び」論へ拡張してほしいというのが、今回のインタビューの趣旨である。
神谷さんは、17年間に及ぶ保育現場の観察経験を踏まえた上で、ヴィゴツキー理論の咀嚼と深化に向かった。特に、新たに発見された晩年の手稿「情動の理論」の翻訳を導きにして、これまでヴィゴツキー理論の柱とされる「内的意識の心理的発展」という「内言語」と「意味」の問題、「ペルジバーニエ」という概念に集約される「人格発達論」に加えて、「情動理論」に表れた「心身論」に注目し、その三つの柱の相互関連性を研究されている。「情動理論」は、スピノザの心身論に依拠するもので、『談』の「情動回路」の論点でまさに重なるものだ。「書物のフィールドワーク」にヴィゴツキーの手稿は載せていたのに、未読だった。こんなことなら読んでおくんだったなぁ、残念無念。
ヴィゴツキーの著書『思考と言語』はミハイル・バフチンの文学理論と共鳴するところが多いと近年いわれている。一方『情動の理論』は、スピノザ思想と親和性をもつ。この一見異なる相貌をもつヴィゴツキーは、どこでどうつながっているのか。いわゆるバフチン的側面とスピノザ的側面の共存。神谷さんのもっかの関心事だ。バフチンのラブレー論に見られる「笑い=饗宴」は、スピノザの「喜び」と関連性があるようにも直感的には思うけれど、確かに、これは面白い問題かもしれない。ヴィゴツキーの発達論が、マルチリンガルの思想と、スピノザのコナトゥスまで取り込むような射程をもっていたとなると、思想的には大変な発見となる。興味尽きない問題だ。神谷さんの研究に大いに期待したい。(何だか岡田さんの時とにているな)。それにしても、神谷さんはなんと人のいい方だろうか。N留さんではないが、こちらのつたない質問にも丁寧に対応してくれるし、なにより話がわかりやすい。終始微笑みを絶やさず、やさしく話しかけてくれるのであった。さすが佛教大学? それは、違うって(一人ツッコミ)。
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December 14, 2006

「遊びは発達の最近接領域である」の意味がちょっぴり分かる。

朝 パン(ハム&チーズ)、レタス、お米のスープ(限りなくお粥に近い)/コーヒー
昼 鶏ゴボウピラフ(生協)、赤い野菜のポタージュ(インスタント)
夜 大根と豚肉とネギの煮たもの、春菊の胡麻和え、鯖締め、大根のみそ汁、納豆、ごはん
曇り、夜

今日は目覚ましが鳴って起きた。4時半に一度トイレに起きたが、それから眠れなくなるかなと思っていたらスーッと眠ってしまったらしい。すごく古いタイガーバームを胸と鼻の下に塗って、鼻通しをよくし、咽頭の疲れを緩和するため。朝食前後がものすごく酷かった。咳が止まらないし、声があの成城石井の精肉コーナーの人みたいななっている。ダミ声だ。今日は、瓶の底にちょっぴり残っていたブロンを飲む。クルマで出社。事務所について、まず『city&life』の最終チェック。またしても、石川さん、間違いを発見する。感謝、感謝。それから、岡本専務に田之倉稔さんの連絡先を伝え、清水さんに次の書評とエッセイの人選を伝え、橋爪さんに「講演&交流会」の依頼。すぐに快諾。作業を一通り終えるとケータイが鳴る。妻から父が急に退院になるという。ちょうどこれから帰宅して自宅作業にしようと思っていたところ。ちょうどいいタイミングだった。帰宅すると、すぐに妻と母はクルマで至誠会病院へ。ぼくは、明日のインタビューの準備。立教大からシラバスの依頼。去年とは違ったものにしたいのでじっくり考えることにした。『ごっこ遊び・劇遊び・子どもの創造 保育における経験と表現の世界』を丁寧に読み直す。演劇の創造と遊び。本ではあくまでも幼稚園児が対象だが、成人にも十分応用可能だ。発達のパラダイムにとって、演劇という切り口はなるほど使える。それと、3歳までに英語を教えると効果的とか、要するに知識を詰め込むことがイコール教育だと思っている我が国の教育関係者、おやごさんたち。3歳までというのは、知識がそもそもどういうものか、それを他者の力を借りながら、発見し創造していく年代なのだ。発達とは気づきやオートポイエーシスにきわめて近いところに位置するものなのである。「遊びは発達の最近接領域である」というヴィゴツキーの意味が少しわかった。父が退院してくる。元気そうだ。だいぶ明るくなったという。三木さん家がようやく青いビニールシートがとられて、全貌が明らかになった。父も興味深く見ていた。夜は、バルサとアメリカの一戦。4対0でバルサの圧勝。ロナウジーニョもデコも得点した。それにしても、終了間際のバーを直撃したロナウジーニョのシュートはなんだ。TVCMと同じじゃないか、ということはわざとあてた?!

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December 13, 2006

ものづくりの人は、とりあえず実機があるので面白い


朝 パン(ハム&チーズ)、レタス、ホワイトカレー(昨日の)/コーヒー

昼 幕の内弁当(唐揚げ、鮭の西京漬け焼き、海老、煮しめ、里芋、かまぼこ、etc)

夜 ワンプレート(ホワイトカレーのオムレツ、サフランライスもどき、秋刀魚のフライ、カリフラワー)、お米のスープ



7時半に起きるつもりが、一度トイレに起きたのが5時。そうしたらぜんぜん眠れなくなってしまった。2時間半も。この不眠症、なんとかならないことか。朝食のしたくをして食事をしかけてたら、ようやく妻が起きてきた。目覚ましを止めたな。それから、あわてて支度をして出る。東京駅でカメラマンのA山と合流。そのあと品川でS籐さ女史が乗ってきた。このままひかりで浜松まで行って、ここでこだまに乗り換える。ひかり社内でお弁当を食べる。豊橋の改札でTASCのN留さんも合流。クルマで豊橋技術科学大学へ。知識情報工学系教授・岡田美智男さんのインタビュー。『談』の遊びの特集のひとつとして。岡田さんは昨年までATR研究所におられた。目玉の一連のシミュレーション「Talking Eye」「目玉ジャクシ」や、目玉の対話型ロボット「muu」の製作者として知られている。豊橋に移ってこられてからも、引き続き実装型ロボットの製作と供に、生態心理学、認知心理学から、コミュニケーションと身体、社会の関わりを追求しておられる。今日は、コミュニケーションの成立する場のダイナミクスに「遊び」という切り口から取り組もうとしていられることを知って、「これだ」と思い馳せ参じたわけである。
ざっと実機製作を振り返りながら、岡田さんの問題意識をうかがい、そこから「遊び」との関係に話が及ぶ。これまでことあるごとに触れてきたように、「遊び論」そのものが、ホイジンガ、カイヨワ、チクセントミハイ、エリス以降たいした成果を生み出していない。誰でも一度は取り組む、その意味では関心の高いテーマではあるけれども、本質的なところまではいかず未消化に終わっている場合が多い。岡田さんが一つの切り口に「遊び」を選ばれたのは慧眼であるが、更なる探求が必要に思った。ただ、生態心理学とヴィゴツキーを関連付けたり、ゴフマンを廣松哲学から再考するなどというアイデアは、センスのよさを感じた。今後の研究に大いに期待したい。
一昨日からの風邪は、いよいよ咳に変る。しかし、鼻づまりもあるので、ブロンにするのはもう少し様子を見てからにしよう。新幹線ではほとんど寝ていた。20時に帰宅。インテルナショナルの勝利を見る。

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December 12, 2006

題に議論してもらったら、こっちの方が面白く急遽座談会に発展。

朝 パン(チーズ&ハム)、レタス、あんこ/コーヒー
昼 日比谷吉祥にて、湯葉など前菜、茶わん蒸し、花かご御膳(刺身、牛ステーキ、煮物、出し巻きなど10種類以上)、赤だし味噌汁、ごはん、漬物/瓶ビール
夜 ホワイトカレー、キュウリの塩もみ&サラダ

曇り、雨、曇り

7時半起床。夜中に鼻が詰まって目が覚める。トイレに行ったのが3時前後。この後が、すっきり眠れないの困る。寝返りばかりうっている。朝食後、10時前に、第一S命の本社で「C&L」の企画委員会。席も用意されていたのに、K部先生は欠席。ジェイコブスの特集。それ以外の企画3本も含めて説明する。「誌上シンポ」のひとつが四つの原則を再考しょうというものだったが、「こう読め」も含めて、これまでのジェイコブス再評価の延長にある。経済学徒ととしてのジェイコブスという視点は確かに面白いが、全体には新味がない、もう少し新しい見方が必要ではないか。H田さんが「五感の人」ジェイコブスの近代都市批判者の側面は一環していて、しかし、それがその近代都市を乗り越えようとしている時に果たしてどこまで有効性をもちうるかという疑問。四つの原則はあくまでも対症療法でしかなく、理想としての都市モデルを提出したわけではなかった。J内先生は、理念なき日本の都市の現状を見るとジェイコブスに見習うべきところはいっぱいあるけれども、あまりにもそのギャップが大きすぎる。Hさんは、もう少し新しい視点が出せないと、面白くないという素朴だが一番的を突いた意見。しばらく三人でジェイコブスを題材にした都市論を議論する。これを聞いていたら、ナイスなアイデアが浮かぶ。いっそ三人でディスカッションをしてみたらどうだろうか。その案をもちだすと、三人とも難色を示したが、しつこくお願いしたので、結局やることになった。もちろん安易にそうしたいと思ったわけではなくて、今まさに話し合われたことが、ジェイコブスの今日的な読みであり、また探りたいと思っている疑問への解答であったからだ。特にH田さんの理解・評価とJ内さんの理解・評価は、微妙に重なりつつもその着地点には大きな開きがあるように感じた。Hさんがファシリテーターをかってでてくれるというので、これで決り。本年最後の座談会となる。昼食は、日比谷吉祥。まず最初に出た「湯葉」のなんと上品なこと。これだけでも大満足。そのあと、丸い大きな駕籠に、小鉢がきれいにならんだ料理。こんなに美しい品格のある料理ができるのに、どうして日本の都市はあんなにひどいのかとJ内さん。まったく同感。色校正を第一Jへ届けてもらったので、それをピックアップしてO沼さんのところへもっていく。事務所に戻って校正。入稿時にしっかり見たので少ないと思ったのに、見るとやはり出てくる出てくる。僕自身、珍しくたくさ見つけた。本日印刷所に戻す。

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December 11, 2006

「YU研」の忘年会、事務所の忘年会もまだだというのに。

朝 パン(エダムチーズ、ハム)、レタス、あんこ/コーヒー
昼 唐揚げカレー、もやしの中家風
夜 小料理屋「花」にて、先付、茶碗蒸し、刺身盛り合わせ、白身魚の西京味噌漬け、身欠きにしんの昆布巻きと野菜の煮染、山芋、京風だし巻き、ちりめんじゃこ、稲庭うどんなど/瓶ビール、生ビール、日本酒(燗) 
二軒目(しょんべん横丁) 焼き鳥各種たれ・塩、サラダ/日本酒(燗)
晴れ

朝は娘が就活。スーツに合うコートがない。買ってあげた方がいいのでは。事務所についてN留さんより「講演&交流会」の人選のセレクト。橋爪先生、赤川先生の順で依頼することに。フィーのことはあるけれど、とりあえず一回やってみる。なので、年度内は1回のみ。原稿の準備。といっても、ここ数日準備ばかり。明日の打ち合わせの準備で企画書をもう一度読み直す。あんちゃんからtel。陽性だったとのこと。手術して取ってしまえばすむというけれど、どうして彼でななきゃいけないのか。不条理を感じる。新宿西口の「花」にて、「YU研」の忘年会。T永さんがたどり着いた(まよったらしい)ところで、乾杯。H中さんもT村さんもほぼ同学年。少し上がT永さん、40代前半のY下さんら、子供の話とか、趣味の話とか。H中さんは、じつは映画音楽のファン。レコードを数百枚もっているらしい。ちょうどドイツ映画が盛り上がっていたころで、ヘルツウォークとかギュンター・グラスの「ブリキの太鼓」がなんていうので、まさに70年代を大学生として過ごした同世代である。「SUMIYA」には、よく通ったとのこと。しかし、映画音楽が好きという人に会ったのは初めてだ。いつも思うのだけれど、ほんとうに人は見掛けによらないものである。H中さんは、特撮映画にも並々ならぬ関心をもっている。特に円谷の特撮。一家言以上のものをもっているご様子。今、教科書を書いていてそれが終われば、また何か書きたいというので、それならば「円谷の特撮」がいいんじゃないかともちかける。先生のような立場で特撮を見るとどうなんだろうか。おそらく、単なる趣味の世界では終わらない、独特な特撮映画論ができるのではないだろうか。どこか出版社に提案してみたい。最近夜毎飲み屋に足を運ぶT永さん、そんなに酒が好きだとは思わなかった。約2時間半で、お開き。そのあ、T村さん、T永さん、S本さんで2軒目。しょんべん横丁で飲んだのは、はたして何年ぶりか。N本S研のボスはどこからネタを探してくるのか。それと、予測というか断定というか、仮説をバーンと出して、出しっぱなし。本当は何か具体的な対案をもっているのではないかと質問すると、ほんとうにないらしい。そんなこと言っちゃっていいの? と思うけれど、師弟関係とはそもそもそういうものなのだろう。帰宅時間があるので、11時前にはお開き。そういえば、このメンバーで飲んだのは例の「K研」のキックオフの時以来。どうも、これ定着する気配。

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December 10, 2006

父のお見舞い。妹夫婦が来る。そのあと調布のPARCOで買い物

朝 パン(ハム&エダムチーズ)、レタス、あんこ/コーヒー
昼 ラーメン(チャルメラ、卵、ほうれん草、海苔)、ピッツァ(昨日の/具だくさん)
夜 白菜鍋、うどん/エビス黒ビール、ワイン赤(昨日の残りを飲み干す)
晴れ、曇り

7時起床。娘がバイト。朝食後ミルゥの散歩。野川でグスタフ君とご主人夫妻に会う。グスタフ君は、なんかどうどうとしてきたぞ。ユニディへ。ミルゥの家の冬支度。壁にビニールをまいて、風が入ってこないようにふさぐ。入り口はいつものようなラブホのようなビラビラにする。妻が、「また一昨年のにもどしたの? 」と。そうか、昨年は、プチプチをまいたんだっけ、こっちの方が安いし保温にも長けていると思ったので。すっかり忘れていた。ショッピングバッグを入れている棚の中板の支持用の金具が二つも欠けていて、油断すると雪崩れてくる。長い間ずっとその状態だったが、ようやくユニディで購入して取り付ける。どうしてこういうのは、なかなかできないのだろう。娘の部屋に置いて会った一人用ソファをリビングにもってくる。プリントアウトした日記を透明ケースに入れて保管する。電子化してから大晦日で丸5年。日記を書き始めてからは15年になる。来年1月からは、「ひだりぎっちょ」に完全に移植しようと思う。昼食後、妻と娘とクルマで至誠会病院へ父の見舞い。父は入れ歯の調子が悪く、途中で外す。父いわく午前中は誰とも話さないでいて、午後急に見舞い客が来て話すようになるからだという。百合ちゃん若さんが来院。父の着替えをもって、われわれは先に帰る。そのまま調布のPARCOへ。甲州街道は空いていた。娘がfeald/dreamでワイシャツを買う。百合ちゃんに誕生日プレゼントとしてマフラーを買う。母から頼まれたお歳暮などを買って帰る。夜は、いつもの白菜とばら肉の鍋。そして最後はうどんを入れる。冬はいつでも鍋でいいと思う。

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December 09, 2006

父のお見舞い。手術するまでは検査のための入院なので元気だった。

朝 パン(ハム&チーズ)、レタス、ポトフ/コーヒー
昼 コロッケパン、プリン
夜 ピッツァ(自家製/タマネギ・チーズ・オリーブ、ほうれん草・ハム・サラミ・コーン・チーズ)、薩摩揚げ、ベーコン入りパン/赤ワイン(C?tes du Rh?ne/Do,qine du Sant-Ande?l 2003)
雨、寒い(最高気温が10度を下回った)

9時起床。朝食後、ミルゥの散歩。珈琲工房とゴーシュさん。コーヒーはうちのほかに、関さんのお歳暮。後でクルマで取りに行くことにする。コロッケを買う。お昼は、コロッケパン、プリン。母が父のところに行くというので僕も一緒に。クルマで至誠会病院。ここの駐車場は一律500円。午前中で外来が終了してしまうためか空いている。母はセキュリティ用のカードを首からかける。最近はこういうことになっているのかとちょっと驚いた。父は元気だった。めんどーなのTVも殆ど見ないしラジオも聴かない。隣の人が院内をふらふらしていて迷子になってもどってきた。他に酸素やっている人、骨折しているらしい中年の男性、うつむいてじっと座り込んでいる人などが同部屋。隣の部屋は、空っぽのようだったが、昨日はまだだいぶ入院していたらしく、ここはよくなるとどんどん出しちゃうみたいね、と母。父は着替えると、さっぱりした喜ぶ。ならば風呂に行けばいいのにと母が言っても、その必要はないと父は受け付けない。父の肩がぱりぱりで、板でも入っているみたいに。肩もみをする。数分でほぐれてきた。これから、来た時はもんであげよう。きもちいいなぁこのままねむっちゃおうかな、と言うので、母と帰ることにした。母は百合ちゃんの誕生日プレゼントを買うというので仙川で下ろす。帰宅して、すぐに珈琲工房とクリーニング店へ。今度は娘がピアノ。森田先生のところへ送っていく。ワインを空ける。ローヌというから重めのこくのあるワインを想像していたが、まるで逆だった。シャープで酸味がけっこうあってミディアム。まあ、美味しかったので問題はなかったが、ホントは今日は重めのこくのあるブルゴーニュがよかった。ピッツァの具をのせる段になって妻はいつものように沢山のせたがる。手伝いながら、けん制する。焼き上がった本日のお味は、意外なことにタマネギ・チーズ・オリーブが美味しかった。


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December 08, 2006

臨海をめぐる6つの試論は、コンセプトが見えない企画展だなあ

朝 パン、レタス、ハム、あんこ、プリン/コーヒー
昼 タイぶっかけご飯(グリーンカレー、挽肉そぼろ、野菜炒め)、タイ風スープ、サラダ、りんご/コーヒー
夜 ポトフ、オムライス、薩摩揚げ、カリフラワー/サントリー・プレミアム・モルツ、クラシックラガー
曇り

7時45分起床。妻がスウィミングなので、朝食後ミルゥの散歩。野川方面。グスタフ君に会う。事務所について、早々に『city&life』の風土's foodsのページがPDFで来たのでダウンロード。校正。あややに校正を送る。クライアントのチェックも加えて、15時すぎには戻す。「講演会&交流会」の企画を再考し、新たに4人のメンバーを追加する。鈴木謙介さん、数土直紀さん、赤川学さんって、けっこういいんじゃないかなあ。家で原稿を書こうと思い事務所をでる。そのまえに伊奈さんに招待状もらっていたので、竹橋の近美に寄る。「写真の現在3 臨海をめぐる6つの試論 Resolution/」。伊奈英次さんは世界の監視カメラを撮った「WATCH」と工事中の建物を覆うシートを撮った「COVER」を出品。他に、デジタル処理によってタテとヨコの比率を変化させたシリーズを発表している向後兼一さん、中央で分断し余白をあけた二枚の写真で空間の関係をとい続ける鈴木崇さん、さまざまな集団に属する人々のポートレイトを重ね合わせて一枚に焼き付けた作品を発表し続けている北野謙さん、海に自らつかって水面を撮る浅田暢夫さん、ストリートと塔と植物と庭の連作で「周縁」のイメージを表現する小野規さん。被写体も対象へのアプローチも手法も異なる6人の写真作家を「臨海」という切り口で強引に並べたという感じだった。(財)Sからケータイへtel。イラストレーターのASさんが「イラストレーションファイル」に作品を載せたいといってその許諾を求めてきた。それは断るというお返事。えっ? という感じ。そういう方針でずっときていたという。いや、そんなことはない。現に「イラストレーションファイル」に載っているものもあるのに。まったく気まぐれやさんの集まりなんた゜から、この(財)は。

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December 07, 2006

父の入院、『city&life』のゲラ、アルシーヴ社のHPはあと少し。 - 2006年12月07日(木)

朝 パン&チェダーチーズ、レタス、ハム、あんこ/コーヒー
昼 鶏の唐揚げ(トマトソース)、キャベツ、コンニャク、みそ汁、ご飯
夜 メカジキのピペラドソース、サツマイモのリンゴ煮、キュウリとレタスのマヨネーズサラダ、筑前煮(昨日の)、小女子の佃煮、海苔、海苔の佃煮、大根のみそ汁、ごはん
晴れ、曇り

7時起床。娘が大学の1時限に出るため。いつも出ているのか。朝食後、父母をクルマで仙川の病院へ送っていく。今日から父は検査と白内障の治療のために入院するため。そのまま事務所へ。Jef f Millsをちょっと聴いたが、やめてこのまえCD化した逢坂忍ソングブックに換える。しかしほんとうにいい歌だな。今日は、とくに「枯れ葉を踏んで」を集中してかける。
事務所について斎藤さんがプリントしてくれた『city&life』のゲラをチェックする。今日まず出たのは金山。しばらくすると田井中嬢が来社。なにより辛かったのは、うちのビルの階段だって。尾てい骨骨折は、基本的には自然に治す以外にないらしい。そういえば、僕も痛いのを一月近くじっと我慢していたっけ。そのうなんとなく痛みがとれて治っていたように思う。mixiに書き込むと、尾てい骨骨折のお友達の輪がすぐにできたらしい。
昼食後、仙北市が出る。杉山君が出張なのでしっかり見なければ。夕方に、生沼さんに戻す。enpituの2004〜2006をすべてプリントアウト。500枚も使ってしまったので、紙は関さんから、つまり会社からちゃんと買いました。畑中正一先生の『ウイルス』をプリントアウト。やはり、紙に印字されてないと読んだ気にならないのは旧人類だからか。
弊社のHPがかなりできてきた。あともう一息。アンちゃんと高橋さんとで、worksの継続中の表記の仕方について話し合う。ちゃんと校正していないことが発覚。「なんか企画がほしいよね」という話になって、ギャラリーはどうかともちかける。Webギャラリーで、たとえば、大阪デザイン博覧会の会期中に、会場で発行した日刊『たてヨコ』。たぶん現物を見たことがない人も多いので、これをWebのギャラリーコーナーで紹介するとか。ヴィジュアルものは沢山あるし、弊社の本棚には、けっこう貴重な資料が眠っている。これらを順番にテーマをきめて公開するというのもいい。というわけで、なんかHPは面白い方へ発展しそうだ。それで、新しい顧客を発掘できるかというと、話はべつだろうけれど。まあ、それはいいのだ。面白ければ、反応はぜったいにあると思う。

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December 06, 2006

『city&life』の事前企画会議

朝  パン、レタス、ハム、あんこ/コーヒー
昼  揚げ茄子の辛子ミートソースのパスタ、スープ、パン、コーヒー
夜 筑前煮、コンニャクとごぼうのぴんきら、ひき肉と春雨のスープ、ほうれん草の和え物、海苔、海苔の佃煮、ご飯/豊盃純米しぼりたて
晴れ

10時より第一住宅で『city&life』の企画会議。斎藤さんと出席。一応次号は「ジェーン・ジェイコブスとまちづくり」となってるので、それを前提にタイトルを「ジェーン・ジェイコブスの宿題」にして、座談会を中心にした構成に変更したことを伝える。修正箇所はなく、そのまま来週の企画委員会で提案することになる。この他に例の自転車ものと、斎藤さん発案の地図ものとパブリック・デザインものも提案しておいた。『Community』の最新号「祭りとコミュニティ」をもらう。次は団塊世代の特集をやるとのこと。そういえば、以前われわれも2007年問題をとっかかりとして「団塊世代とまちづくり」という特集を企画委員会にはかったら、あまりいい反応がなかった。今回の企画に対しても、じつはあまりピンときていないらしいと第一住宅の方はおっしゃる。『city&life』の企画委員のみなさんの何人かはもろに団塊世代なのだが、定年そのものに対してリアリティがないのではないかというのだ。つまり、企画委員の方は大学の教員。定年はそれぞれあるにしても、教授の場合、定年後、また別の大学に受け皿があることが少なくないというわけだ。なるほどねぇ。そういえばそうかもしれない。そもそも頭脳労働に定年はないわけで、ボケるか死ぬかしないかぎり、ずっと続けていられる。団塊世代が定年? わたしはまだ現役ですよ、と言う感じだろう。
事務所にもどる。その『city&life』の地図のページのゲラがでる。メールへの返事とかWebの更新とか本棚の整理とかする。ほんとは、つくらなければならない原稿があるのだけれど、どうもやる気がおこらない。

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December 05, 2006

「ジェーン・ジェイコブスの宿題」というタイトルに変更する。

朝 パン、レタス、ハム、メープルシロップ/コーヒー
昼 牛丼、味噌汁、浅漬け
夜 キムチ納豆、マーボ豆腐、海老餃子・ほうれん草のスープ、ご飯/日本酒(クワルテット)
晴れ

7時45分起床。事務所に出ると関さんがいらっしゃる。突然帯状疱疹で、腰の回りに現在50個ほどの水泡ができていると。水泡も痛いけれど、それよりその内部、つまり皮膚の内側がピリピリ刺すように痛いらしい。早く治ることをせつに願う。
『city&life』の企画会議を斎藤さんと。一応ジェイコブスでやると決めていた。ただ、構成について前回企画委員の先生からいくつか意見が出たので、それを盛り込み少しつくり換える。斎藤さんにまず変更ヶ所を伝える。大きくは、座談会を二つ。東京バージョンと大阪バージョン。安全・安心の時にうまくいったのでそれをもう一度やってみることにした。テーマは、東京バージョンが「応用編」、大阪バージョンが「経済編」。スマート・シュリンキングの時代だからこそ、ジェイコブスの思想が活きるという切り口。単なる再生でも復活でもない、新しいジェイコブス思想の登場だ。
『city&life』のゲラがPDFで送られてくる。村上のところ。斎藤さんとチェック。今回は原稿の段階で関係者に目をとおしてもらっているので、間違いが少ない。帰宅後、朝日出版社の赤井さん、関西学院大学の阿部さん、五郎さんなどにメール。『20世紀少年』の最新刊を読む。ますます渾沌としてきた。



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December 04, 2006

小川先生取材、衿野さん打ち合わせ、そして五郎さんのライブ。

朝 パン、レタス、ハム、あんこ、メープルシロップ/コーヒー
昼 マック(ハンバーガー)、フライドポテト/コーヒー
夜 ポークソテー(リンゴのソース)、オレンジカリフラワー、ブロッコリー、水菜・レタス・きゅうりのサラダ、ジュリエンヌスープ
晴れ
7時20分起床。娘がバイト。朝食後、本日のインタビューのための下調べ。昼に白山に着くが、昼食をちゃんととっていると間にあわなくなりそうなので、マクドでがまんする。東洋大学白山キャンパス2号館1FでTASC新留さん、カメラマンの理策さんと待ちあわせ。
1時10分より経済学部教授・小川純生さんのインタビュー。テーマは「遊び概念を拡張する……面白さの根拠」。小川さんはマーケティングがご専門だが、近年「遊び」に注目されて、「遊び」概念から消費者行動を解明する研究をされておられる。たまたま小川さんが発表されたいくつかの論文を読む機会があり、それがことの他興味深いものだったので、 no.78号の企画でインタビューをさせてもらうことになったわけだ。
お会いしてみると、小川先生、名実ともに大変な遊び人だった。といっても、「飲む打つ買う」といのではもちろんなくて、スポーツが中心。なんとなんと陸海空の免許をもっておられる。陸=クルマはともかくとして、空と海ですよ。つまり飛行機と船舶の免許。クルマは一時MGのオープンカーを所有されていたとのこと。他に、テニスや楽器演奏もやられる。「遊び」を語る者、まず遊び人であることが絶対条件、といわんばかり。そりゃ当然か。今回の最初のインタビューは、いつもの『談』とはちょっと雰囲気が違って、和やかな感じで進んだ。特集全体もいつもとは少し感じが違うかも。
17時からは、九段下のホテル・グランド・パレスで衿野未矢さんと打ち合わせ。『依存症の女たち』の著者。最新刊『暴れる系の女たち』が面白くて、さっそく「en」のリレーエッセイにご寄稿をお願いした。衿野さんは普段から和装の人。本日も、モスグリーン系の柄がオシャレな着物でいらっしゃった。それと走る人でもあり、9日からホノルルへ旅たつ。マラソンに出場するためだって。今年で3回目。なんか、そっちのこともいろいろ聞いてみたくなった。原稿、おおいに期待できそうだ。
夜は、中川五郎さんのニューアルバム『そしてぼくはひとりになる』の発売記念ライブに行く。下北沢のラ・カーニャにて。今回はすべてラブソング。それも、アルバムタイトルをそのまま行くような私小説的世界が展開。男はしょうがない動物だ、的な感じの歌を中心にたっぷり2時間半。佳村萌さんとかハンバート・ハンバートの佐藤良成さんとかにまじって、金子マリさんが飛び入りで出演。なん十年ぶりに見たかが、すっごくかっこよかった。たばこを吸いながらステージにあがってきて、「禁煙じゃないって言うからきたよ」だって。それから、1曲たばこを指ははさみながら五郎さんとデュエット。歌ものもやっぱりいいなとしみじみ思ったり。




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December 03, 2006

ROVOのライブ。スタジオ・コーストはお初だ。

朝 パン、レタス、ハム、メープルシロップ/コーヒー
昼 うどん(ネギ、油揚げ、ワカメ、天かす)
夜 ブイヤベース、レタス、トマト、じゃがいものアルザス風、パン
晴れ、曇り

朝方何度か目を覚ます。7時20分に起きてしまう。朝食したく。娘がバイト。食後、ミルゥの散歩、野川の河川履きに降りる。パークシティの並木道を通り、入間の方へよって一周する。帰宅後、三木稔さんの施工見学会に父と参加。パナホームの担当者は、向かいの家の人間だと知っているために、おざなりな説明。地下室が7畳というのは広い。完全独立分離型で、一階に両世帯のトイレ・風呂をまとめてある。2層を縦型に分けて使用するらしい。2階がいくつも割ってある。屋根裏部屋もあるとあとから妻と一緒に見てきた母が言っていた。うちの2階ベランダも見下ろす感じ。丸見えだ。メールや片づけもの、今日と明日の予定にあわせてルート検索など。掃除して、昼食。岡本専務に中川五郎さんの原稿を送る。ROVOはスタジオ・コーストで18時オープンの18時スタートとあるので、15時にミルゥと早めの散歩。ところが、娘が、サイトで調べたて確認したら、最初DJクワイアットなんたらが出て90分皿を回すらしい。それで、出るのを18時にする。表参道のフードコートで食事をしていくことに。Bistro LYONで注文。娘は、鴨肉のロースト、妻はプレーンオムレツ。僕はブイヤベース。スタジオ・コーストは倉庫をそのまま再利用した感じのハコだ。Aires、Popo、Landとニューアルバム「Condor」から。詳細は後ほど。アンコールで今回のツアーで完成しつつある新曲を披露。なんとファンク、というかデジタルロック。原点回帰といったところか。さらに、締めくくりは、 ROVO名義で初めて演奏した「KoNuMu」。来年2月に結成10周年記念のライブをリキッドルームでやる予定。その時に演奏するつもりだったけれど、前倒しで演奏することにしたって勝井さん。これが、抜群によかった。


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December 02, 2006

レッズ優勝と浅田真央歴代一位の優勝でGPファイナルへ。

朝 パン、レタス、ハム、りんごジャム、茹で卵/コーヒー
昼 ハヤシライス
夜 ホタテとほうれん草、キノコのクリーム煮、鮭チャーハン/ワイン赤(Jacob's Creek Cabernet Sauvignon 2003 South Australia)

8時30分起床。朝食後ミルゥの散歩。野川沿いのパークシティの植栽が色づいている。自転車で成城石井へ。会社の取引先にお歳暮。試飲したJacob's Creek のワインが美味しかったので買う。スパークリングワインも美味かった。1650円というのは安い。父にお弁当。ゴーシュによってパンを買う。いつも買うアンドーナツとマフィンが売れ切れ、残念。お昼は冷蔵していた一昨日のハヤシライスを食べる。レッズvsガンバ戦をTV観戦。レッズが3対2で勝利、そして初のリーグ優勝。13年目の快挙。今年観客動員数75万人で、やはりサポーターがこの勝利を引き寄せたのだろう。
クリーニング屋へ行きがてらミルウの散歩。中川五郎さんから連載第1回の原稿が届く。これがいいのだ。煙草にまつわる小咄、k.d.ラングの「ヘイント・イット・ファニー/Hain’t It Funny?」の
歌詞について。中川五郎さんにお願いして間違いなかった。こういうのは編集冥利に尽きるというのだろう。夕食後、フィギュアスケートNHK杯を見る。浅田真央は最初の3回転半トリプルアクセルでちょっとバランスをくずしたもののあとは完璧な演技で優勝。合計得点199.52は歴代一位。

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December 01, 2006

黄金色に色づいた銀杏並木を一人ドライブする。

朝 パン、レタス、ハム、ハヤシライスのルー/コーヒー
昼 ハンバーグ、白身魚のフライ、レタス、トマト、ごはん/コーヒー
夜 鮭、大根おろし、牛肉と小松菜炒め、山芋・ナメコ・納豆、大根のみそ汁、ごはん/恵比寿ビール
くもり、晴れ

8時起床。昨日のハヤシライスをパンに乗せていただく。おいしいのだけれど、カレーほどではない。鷄と牛の違いか。荷物があるのでクルマで出社。BGMは「X-PRESS2 MUZIKIZUM」のつもりだった。が、成城学園の銀杏並木が黄金色に色づいてきれいだろうなぁと思い、急遽、竹内まりやにする。正解だった。晩秋のせつない男ごころにしみる歌。『シングル・アゲイン」とか、ハマリすぎだ。
事務所に着いて、。衿野未矢さん『暴れる系の女たち』を読み直す。原稿依頼にあたって、テーマをもう少し絞っておきたかったから。
ずっと滞っていた個人用ブログを再会させるにあたって、有料プランを申し込む。アクセス件数なんてまるで必要ないのにね。なんとなく。
『談』登場者に献本依頼書を郵送する。はたして今回は何人応えてくれるだろうか。昼食のあと、チクセントミハイの『フロー体験 喜びの現象学』、その翻訳者今村浩明さん編の『フロー理論の展開』を読む。フロー(flow)とは、「自己目的的、かつ全人的に一つの行為に没入しているときに感じる包括的感覚」であり、「深い楽しさや喜びをともなう経験を生む」もの。月曜日に取材する小川先生はカイヨワとエリス、そしてこのチクセントミハイの理論を参考に独自の遊びの哲学を構築しようとしている。カイヨワとエリスはいいとして、フロー理論はきちっと理解しておくほうがいいと思い読み始めたわけだが、なぜか読み進めない。すぐつまづいしまう。なぜか。おそらくフローの定義を理解して、それ以上もう必要ないと思ってしまったからだ。それに長い。どうも心理学の教科書的な本というのはなじめない。わかりきったことをくどくどのべるからだろうか、なんて凄い偏見。
「en」12月号がとうとう公開。今福さんの連載原稿はついにまにあわなかった。今回も途中からの公開か。衿野さんの『依存症がとまらない』、『現代思想』12月号、井上雄彦の『リアル』を購入。東急ジャンボー渋谷西口店で、カセットテープの録音データをCD-Rに変換するサービスをやっていて、お願いしていたものをピックアップする。僕の大学時代の友人、逢坂忍さんの宅録(昭和52年当時そんな言葉はなかったけれど)テープを、音楽CDにしたのだ。さっそくPCで聴いてみる。もともと録音状態がかなり悪いので期待はしていなかった。みごとにその悪さが忠実に再現されている。しかし、それでもCDプレイヤーで聞き直せることはいい。同じ学生時代にライブハウスで無断で録音したジャパニーズ、パンク、ニューウェーブのテープを今もごっそりもっている。これから、これをCDに焼いてみようと思っている。
帰りに、信濃屋でタラモア・デューを買い、ティップネスでスイミング。そろそろ忘年会シーズンなのか、9時30分で、1コースひとりくらいと少ない。ぼくは大歓迎だけど。



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November 30, 2006

健康診断とセンスのあるパン屋さん

朝 なし(健診なので食べられませ〜ん)
ブランチ ベーコン入りクロアッサン、クロックムッシュ、スコーン、目玉焼き、ハム、レタス/コーヒー
夜 ハヤシライス、ポテトサラダ/日本酒(クインテッド)

くもり、晴れ

6時20分起床。洗濯機を動かし、ニャンのトイレ掃除など。ミルゥ散歩。野川を回る。ミルゥは朝早いほうがよく歩くみたい。妻と自転車で玉川病院へ。健康診断。受付開始の8時15分より7分ほどはやく到着する。まだ1、2人で、これなら早くすみそうだ。おしっこを採って、身長・体重・体脂肪を計測。採血、視力・聴力、心電図、レントゲンと進む。最後は、カメラ。バリュウムを飲む。撮影が始まってから、さらに飲まされるのがつらい。とても全部飲みほせないと思うのだけれど、最終的には飲んでしまう。妻はとうとう飲みきれなかったらしい。それから、ぐるぐる回される。左右に移動しろといわれるが、言われたのと反対の行動をとってしまう。たぶん言い方がいけないんだと思う。それにしても、逆さにされたりして、必死でしがみつきながら、息も止めて、ほとんど苦行であるが、これ、高齢者にはかなりきついんじゃなかろうか。最後に内科検診。9時すぎは終わってしまう。今回、非常に体調がよくて、これで何かみつかったら、逆に怒りますからね。検診中にかなり強く雨が降っていたみたいだけれど、帰るときには止んでいた。自転車で帰る途中、妻が目をつけていたパン屋に立ち寄る。「Pain Tres Cher」という店名がおシャレ。どれも美味しそう。フレンチの香りが漂っている。帰って、ブランチ。帰りに買って帰ったパンをそっと口に入れてみる。二人で顔を見合わせ思わず「ヤバッ!」、美味い、美味すぎる。クロアッサンは、バターの油っぽさが感じられないが、サクサク感があって、口当たりがとてもいい。パイ生地が幾重にも重なり、繊細かつ丁寧な仕事ぶりがわかる。クロックムッシュもチーズとハムのバランスが絶妙。なによりベースに使っているパンドゥミが美味しいのだと思う。パンドゥミを買わなくてよかった。買ったら最後通い詰めなければなりそうだもの。行きつけの喜多見の「ゴーシュ」さんも負けじと美味しい。しかし、センスが違う。ゴーシュさんは、いい材料をたっぷりつかって贅沢につくる。だから、値段も高くなる。しかし、こっちは、材料はほどほど、でもセンスという味付けをたっぷりと盛り込む。で、値段は一緒。こっちの方か儲かるのだろう。

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November 29, 2006

『city&life』の入稿。『三位一体モデル』の書評を書き上げる。

朝 パン、レタス、ハム、リンゴジャム/コーヒー
昼 中華ランチ(アスパラとねぎの炒め物、麻婆豆腐、玉子スープ、ごはん)
夜 ラザーニア、秋刀魚のマリネ風サラダ

曇り、晴れ

8時起床。9時過ぎに出る。事務所につくなり、昨日のブックレビューの続きにとりかかる。ほぼプロットはできていたので、それを書いていくだけ。昼過ぎまでに終わる。
斎藤さんに秋山さんの原稿をもらっていないと言われ、あわてて原稿整理。今回は、ほとんどすべての入稿原稿を斎藤さんにやってもらった。生沼さんのところへ。帰りに遅い昼食。事務所にもどって原稿の校正とか、メール連絡。早めに帰宅。妻と一緒に夕食。秋刀魚が辛かったのとラザニアもきつめ。9時以降は食事も水もひかえるようにっていわれても、のどの渇きはどうするのか。


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November 28, 2006

ひさしぶりに500m泳ぐ。タイプの人が電車の中にいた

朝 パン、レタス、ハム、メープルシロップ/コーヒー
昼 いろいろ野菜のミートクリームソースのパスタ、スープ、パン/コーヒー
夜 韓国風つくね、水餃子、春雨の中華風炒め物、アジア風ピーナッツ入りキュウリのサラダ、海苔の佃煮、手製のふりかけ、ごはん/日本酒

霧雨、曇り

8時起床。事務所についてメールでの連絡をいろいろやって、『談』no.76の見積もりづくり。
中沢新一さんの『三位一体モデル』のブックレビューのためにもう一度きちっと読み直す。中沢さん本人がいってるように、たしかに曖昧な言い方があったり論理の飛躍があったりする。しかし、それをライブ感覚を活かすためにそのままにした、というのはどうでしよう。わずか50枚前後の原稿量だし。ブックレビューを書き始めたけれど、結局途中でやめる。
帰りに、タワーへ。Yamandu Costaを探しにワールドミュージックのフロアへ上がると、彼のプロモーションをしていた。『トウキョウ・セッション』を購入。帰りにティップネスへ。2週間ぶりにスイミング。今日は空いていた。コースを最初一人で泳ぐ。そのうち一人来たけれど、いつのまにかまた一人になる。500のうち400をターンを入れて50づつで泳ぐ。スイミングが面白いのは、自分で自分の泳ぎを発見できるところ。身体が身体の動きを発見していくことを、泳ぎながら確認できることだ。平泳ぎだけでも、いろいろな泳ぎが発見できる。
体脂肪17,2 BMI 20.4  体重 52.4

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November 27, 2006

某雑誌の座談会。あわや女同士のバトルに、うそうそ、そんなことはありませんでしたよ。

朝 パン、レタス、ハム、リンゴジャム/コーヒー
昼 かき揚げそば
夜 鮭のフライ(タルタルソース)、ほうれん草とコーンのソテー、キュウリとニンジンのサラダ、豆、カブとベーコンのスープ、海苔の佃煮、ごはん

霧雨、曇り

7時30分起床。むすめがバイト、クルマで送っていく。朝食後、メールなどして出る。事務所につくと高●さんが相談があるという。『談』登場者の振込先を整理。プリンターがまたキュウシジャムのメッセージ。部屋の湿度が高いのだろうか。座談会の資料などに目を通す。TASCへ。準備をしていたらまず眞●●有さんが早々といらっしゃった。スタバのコーヒーとパンを食べる。続いて柄●●代子さん、オニツカタイガーのジャージなんか着てきてワッカーイ。最後に粥●●二さん。オーディエンスは7名。2時きっかりにスタート。始まって早々に眞●さんが、柄●さんを柄●先生と呼ぶので、柄●さんも応酬。それがきっかけになったというわけではないが、眞●さんの発言に柄●さんが違和感をしめし、反論にちかい意見をすると、それにまた眞●さんが反論のようにやんわりとかわす。というようなことが続いた、ひさしぶりに面白い座談会だった。

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August 14, 2006

誰もいない事務所で仕事、夕方福島へ。

朝 パンドゥミ、ハム、レタス、ポテトサラダ/コーヒー(パナマ)
昼 ピートロ定食(ビートロねぎしお、キャベツ、ワカメスープ、ご飯)
夜 サイコロステーキ、こんにゃく、人参、高野豆腐ひじき、ウグイス豆、ご飯/ア
サヒ ザ・マスター、赤ワイン
タラモアデュー
晴れ
7時30分起床。ニャンの世話、朝食。ベランダの植物に水をやる。部屋の掃除と風呂掃除。大学の採点。今年は、履修生が少なくて、熱心に出席した人と欠席が目立つ人とはっきりしていたのでやりやすかった。しかし、講義でゲストスピーカーのKさんが、映画は制作ではなく製作を使うとあれほどいっていたのに、なぜみんな制作と堂々と書いてくるのか。聞いてないのということなのかな。昼前に出て、渋谷で早めの昼食。事務所は今日はぼくしかいない。カメラマンのAさんが不在だったので、ポストにデータとコンタクトをいれていく。それを確認。そのあと、メルマガを購読しているTさんに講演会の依頼をする。これが時間がかかってしまった。すると、○○な人から面白い提案。でも、ケータイで写メする習慣がない僕は、これはなかなかきつい
課題。申し訳ないなと思いつつお断りをした。気が向いたらやりましょう。ほんとうは、原稿を書かなければやばいのに、とりかかったのは17時になってから。30分ほどやって、上野へ。成城石井で夕食をゲットしてスーパーひたちに乗り込む。なんかすいてるなぁ。

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October 04, 2004

谷口幸男『エッダとサガ』新潮選書 1976

……まさか僕が、君の住むふるさとにやって来ることになるとは思いもしなかった。フロムを出航した間際は、それでも乗客の多くが甲板に出て驚くやらはしゃぐやらしていたけれど、いまはもう僕のほかには数人しかいない。いくらすごい景色とはいえ、こんなに寒くてはね。とくにご老体には、この雨はこたえるのだろう、アメリカからやってきたという年配の団体客は、とっくにキャビンに引っ込んで、おしゃべりに夢中だ。/君からもらったポストカードには、夏の晴れわたるフィヨルドの大自然が写しとられていた。雲がわずかにかかる真っ青な空を、フィヨルドの岩盤が斜めに切り裂く。けれども、岩場の木々は新緑に輝き、大地には確実にやさしさが満ち溢れていた。トリミングされた風景は、風光明媚な観光地としてのイメージを記憶の中に焼き付けたのだ。/ところがどうだろう、現実に僕の前に立ちはだかるソグネフィヨルドは、苛酷で険しい山の自然そのものだ。観光シーズンをとっくに過ぎたいまごろになってやって来たのだからしかたがないにしても、現実は想像をはるかに超えるものだった。/数百メートルの岩の壁の上部には霧が冷たくたちこめ、湿った大気は僕のからだの隅々にまで侵入し、まるで細胞までもが凍ってしまいそうだ。フェリーボートは規則正しくエンジン音をあげる。しかし、この巨大な渓谷に重く漂う静寂さをふりはらうには、あまりにも脆弱だ。/でも、僕は、君の言うとおり、冬の気配に満ちたこの峻烈なフィヨルドの方が好きだ。君がこの風景を僕に見せたかった理由も、僕にはとてもよくわかる。君の暮らすノルウェーは、氷河の上に築かれた国。その古代の記憶を僕たちに呼び覚ますフィヨルドは、決して風光明媚な書割りではないからだ……
95年の秋、ノルウェーのソグネフィヨルドを船で遊覧しました。『エッダとサガ』の物語の背景となっているヴァイキングの世界を体験したいと思ったからです。ところが、フェリーボートに揺られているうちに、好戦的で野蛮な民のことなんかすっかり忘れてしまい、「ノルウェーの森」の世界で遊んでいたのでした。これは、その「ノルウェーの森」ソグネフィヨルド・バージョンの序章の一節。
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海岸線を深くえぐるフィヨルド(ノルウェー・ソグネフィヨルド)

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October 03, 2004

松井邦雄『夢遊病者の円舞曲』作品社 1982

「世界が至るところで世紀末の腐臭と二十世紀という名の怪物の胎動をともども感じながら、富の拡大と貧困の深化という両極に引き裂かれてなすすべを知らなかった八○年代に、世界中のどこにもまだ大衆の肉体を解放する実りのある手だてがみつかっていなかったこの時代に、なぜ南半球の首都ブエノス・アイレスの港町にタンゴという比類ないリズムの器が出現したのだろうか。/おそらく器をなみなみと満たす感情(センチメント)がそこにはみなぎっていたのだ、としかいうことができない」。
都市は必ずその場所にふさわしい音楽を産み落とすものです。リオにとってのボサノーヴアがそれであるように、パリにはシャンソンが、ナポリにはカンツォーネが、リスボンにはファドが、そしてブエノス・アイレスにはタンゴが。なかでもタンゴは、ブエノス・アイレスの日常(ボルヘス)そのものが形を変えて表出したものです。生きることの労苦を、ダンスで紛らわさずにはいられなかったブエノス・アイレスっこにとって、それは蕩尽であり感情の形式でした。
「タンゴが作り出したもの、それはブエノス・アイレスの貧民たちの、そういってよければ〈宿命の感覚〉ではないか。宿命の感覚とは生の一回性を文句なしに奉ずることである」。(「海と港と漂泊者」『夢遊病者の円舞曲』所収)
松井さんとは生前三度お会いする機会がありました。始めてお目にかかったのがお勤め先である旧TBSの応接室。この時は、原稿の依頼で。二度目はそばの寿司屋に誘っていただいた時。ある編集者と松井さんを引きあわせるために。そして三度目は、松井さん行きつけのタンゴ・バー「ダリ」にて。僕はしこたま酔っぱらって、口笛でピアソラの「Adios Nonino」をやったら、松井さんはトラピチエの赤を一本ご褒美にくれました。結局、それが松井さんとの最後のお別れになりました。
ブエノス・アイレスのボガの地を踏んだのは、それから5年後。タンゴ発祥の地として知られるボガ地区カミニート。そのカラフルな町並みは、よく見るとペンキがはげ落ち壁は今にも崩れ落ちそうな、お世辞にもきれいとは言えないものでした。しかし、その崩壊寸前ともいえる荒廃した雰囲気は、激しさと哀愁がとぐろのように渦巻くタンゴととてもよくあっているようにも思えました。僕は、迷うことなくカミニートでは最も良く知られたタンゴバーに入り、「宿命」と言う名前をもつワインべースのカクテルを注文しました。
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写真は、カミニートの町並み


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September 24, 2004

アニタ・ポリッツァー『知られざるジョージア・オキーフ』晶文社 1992

ジョージア・オキーフの「青い川」が好きです。縦長のカンヴァスにリオグランデ川を描いたその絵を見ていると、川の流れる音は聞こえずに、かわりに細かな無数の粒子がチリチリ、チリチリと空中を舞う音が響きます。風のささやき、それとも魂の震える音? その音の主を探して、ニューメキシコのタオスを訪ねたのは、92年のことでした。
サンタフェからさらにクルマで3時間あまり、リオグランデ川を遡ったところに、オキーフが晩年暮らしたまちタオスがあります。プエブロ・インディアンの生活圏であったタオスは、全てが茶褐色をしています。粘土をれんが状に積み上げたアドべ様式で建物ができ上がっているからです。その独特の風合いは、エキゾチックでノスタルジック。オキーフばかりでなく、アーティストや作家がその雰囲気に魅了されて、この地にやってきた理由も納得できます。
タオスをうろうろしていたら、中でもひときわ美しい、それでいてモダンなたたずまいのアドベの家を発見しました。それがメーブル・ダッジ・ルーアンの自邸であることは、すぐにわかりました。ルーアンは、アメリカで活躍した美術家のパトロンで、20世紀の初頭にNYでサロンを開いていたのですが、後にタオスへ移り住み、今度はアーティストたちをこの地に呼び寄せたのでした。オキーフもその一人。彼女がこの地を終の住み処としたきっかけをつくったのは、じつはルーアンだったのです。ルーアンの自邸を訪れた者には、D・H・ロレンスの名もあります。彼が描いたペンキ絵がバスルームに残っていました。
オキーフが、どれだけこの地を好んだか、それは彼女が残した夥しい風景画のほとんどが、ニューメキシコであったことからも容易に推測できます。そして、「青い川」です。あのチリチリは、やはりというか当然というか、砂の音だったようです。彼女は、水にすらニューメキシコの乾燥した砂の音階を見てしまった。水蒸気が微細な砂の粒子へと変化していく。そんなことが起るのでしょうか。いや、彼女はそう本当に信じていたのでしょう。サンタフェのファインアーツ美術館に掛けられていた「青い川」から、僕もその砂のざわめきを聞き取ることができました。
彼女の絵が好きでオキーフという人に興味をもつようになりましたが、『知られざるジョージア・オキーフ』は彼女の友人が綴った評伝。彼女の魅力が余すところ無く語られています。
写真はメーブル・ダッジ・ルーアン邸

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知られざるジョージア・オキーフ

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September 20, 2004

ジル・ラプラージュ『赤道地帯』弘文堂 1988

クラウス・キンスキー扮する主人公の夢は南米にオペラハウスを建設することでした。そのための資金を捻出するために、山奥を開拓しゴム園をつくろうと決断。そして、そこに流れる河に輸送船を運航させるために船で山を越えることを思いつく。この奇想天外な物語「フィツカラルド」(ヘルツォーク監督)は、じつはもとネタがあるらしい。そんなうわさを聞きつけて、いてもたってもいられなくなり、僕はマナウスへと旅立ったのでした。マナウスは、アマゾン川の河口から1700km上流に位置する都市。ほんとうにそんな劇場があるのかと半信半疑で歩いていたら、突然目に飛び込んできた鮮やかなタイル張りのドーム。そう、それがアマゾネス劇場です。うわさは本当でした。19世紀末に始まるゴム景気で、20世紀の初頭には、多くの成り金を産みました。ゴムで稼いだ巨万の富を消費するために、ジャングルの真ん中にパリのオペラ座を模したオペラの劇場をつくって、ヨーロッパと同じオペラを上演する。そんな夢みたいなことを成り金たちは実行してしまったのです。写真がそのアマゾネス劇場の外観。内部がまたすごい。贅を尽くした調度品が所狭しと並んでいます。アマゾンの伝説をモチーフにした黄金の刺繍のある緞帳、きらびやかな巨大なシャンデリア、さらには金銀がふんだんに埋め込まれたインテリア……。誰でも眩暈を起こさずにはいられません。アマゾネス劇場はかつての栄華を伝える、夢の箱船なのかもしれません。
『赤道地帯』のどこにも、アマゾネス劇場の記述はありません。しかし、「アマゾニア」と題する小品が、僕にマナウス行きを決意させたことは確かです。そこに描かれているアマゾンの森林は、著者の思いとは裏腹に、成り金たちが幻想したオペラの書割りのように僕には見えたからです。ジャングにしまい込まれた黄金の劇場。そんなフィクション、誰だって見たくなりますよ。
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赤道地帯

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September 19, 2004

Sten Getz Joao Gilberto『Getz Gilberto/』1963

これまでいろんなところを旅してきました。この前数えてみたら、18カ国46都市になっていました。兼高薫さんには遠く及びませんが、それでもけっこう行った方だと思います(11月末には多分50都市達成の予定)。悲しいことにその大半は取材。ですが、旅の最中は楽しいものです。それになにより経費はクライアントもちですからね。悲しいわけはありません。そこで、これからしばらく、旅をした場所と、それにちなんだ本やCDを紹介しようと思います。
今回は、ブラジルのリオデジャネイロ。93年の1月に行きました。取材の目的地はブラジリア。オスカー・ニーマイヤーというブラジル出身の建築家が、新都市建設に奔走した足跡を彼の残した沢山の建築物に訊ねるという企画でした。ブラジリアについては、いずれお話しますが、その途中でせっかくだからというのでリオに立ち寄ったのです。ちゃっかり勝手にオフと決め込んで。リオは常夏の都ですが中でも1月は最も暑い季節。コパカバーナの海岸に建つホテルに泊まって、すっかりリゾート気分で過ごしました。ビーチバレーこそやりませんでしたが、気分は完全にカリオカ。褐色の娘さんのお尻を追いかけて、それはそれは楽しいビーチリゾートを堪能しました。
写真は、イパネマ海岸から一筋入った通りにあるカフェ「Garota de Ipanema」でお茶した時のもの。かつては「ヴェローゾ」という名前のバーで、ここに出入りしていた実在の女性エロイーザを讚えてつくられたのが超有名なボサノヴァの名曲「イパネマの娘」。その後この曲の大ヒットによって、店名も「イパネマの娘」にしてしまったのです。というわけで、アントニオ・カルロス・ジョビンへのリスペクトを込めて、ジョビンのピアノがフューチャリングされたスタンゲッツとジョアン・ジルベルトの名盤『GETZ/GILBERTO』を紹介しましょう。
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Getz/Gilberto

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September 05, 2004

佳村萠『うさぎのくらし』2004

佳村萠さんの始めてのオリジナル・ソロ・アルバム。鬼怒無月さんと勝井祐二さんのユニットpere-furuが音づくりに全面的に協力しています。strange music pageの菅原さんがHPで書いていましたが、この三人の出会いはほんとに奇蹟といっても言い過ぎではありません。その音楽をいったいなんと形容したらいいのでしょうか。アコースティックだけれど不思議な電気の音をもっています。いっけん内省的な歌詞に見えて、言葉の一つひとつはものすごくアグレッシヴで、力への意志すら感じます。メロディのある歌の間に挟まれる奇妙な一人称の会話。タイトル曲になっている「うさぎのくらし」では、「はい、はい」と自分の問い掛けにうなずいたりします。「この世の天国」では、「それはまるで天国でしょう/あの世には無くて/この世だけにある/そこはまるで天国でしょう」と一人言のように静かに話します。いったい誰に話しかけているのでしょうか。ほんとうのことを言うと、ポエトリー・リーディングはあまり好きではありません。でも、佳村萠さんのそれは、まるでささやきのようで、すっかり魅了されてしまいました。詩というのでもなく、声というのでもなく、おそらくそれを「うた」というのかもしれない、なんて偉そうに思ってもみたりして。
アルバム発売を記念して、佳村萠さんはライブをやりました。はにかみながら、でも自信に溢れたその声の向こうに、ぼくは、はっきり「うた」を聴き取りました。今度こそ、佳村萠さんの映画を見るぞ。
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September 04, 2004

Think of One『CHUVA EM PO』2004

なんと60日ぶりの更新です。別に、海外に行っていたわけではありませんし、刑務所にぶち込められていたというわけでもありません。単にメンドーになっただけです。いや、うそです。じつは、もう一つ別のBlog を立ち上げることになって。そっちをやっていたもんで、ついつい滞ってしまったというわけです(それに日記サイトもやってるし、けっこう追われる毎日なのよ)。
さて、そっちのBlogにも書きましたが、先日Shibuya O-EASTでライブの二連ちゃんをしました。Think of OneとKiLA。これがすさまじくよかった。今年のFUJI ROCKも思い出に残るライブがたくさんありましが、一月もしないでまたしてもこんな素晴らしい演奏に出会えるとは、本当に幸運。1日目のThink of Oneには、渋さ知らズがゲスト出演。Think of Oneは、ブラジルのミュージシャンとのコラボレーションでブラジルから女性3人と男性1人が参加。ラテンとプログレとブラスバンドが一体化した世にも不思議な音楽を作り出しました。アンコールでは渋さ知らズも加わって、信じられないようなジャムセッションをやってくれました。2日目のKiLAは、奇蹟のようなバンド。ROVOが人力トランスというなら、KiLAは動物のトランス、それも理性をもった野獣のトランス。驚くべきグルーヴで観客を宇宙へすっ飛ばしてしまいました。
というわけで、今日はThink of Oneのブラジル・プロジェクトです。個人的には、クリスとルルというチャーミングなブラジル娘がコーラスをとる「Paleto」が好きですが、御年64歳(?)のドナおばさんの歌う「Caranguejo」が妙なグルーヴで面白い。これは、和訳すると「蟹」というタイトル。ボーナス・ヴィデオでは、メンバーが夜の浜辺で蟹を生で食べているシーンが出てきますが、いったい何のことを歌っているのでしょうか。誰かおしえてくださ〜い。

think of one.jpg
シュヴァ・エン・ポー

cauliflower at 00:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ワールドミュージック 

June 28, 2004

John Zorn 『John Zorn 50th Birthday Celebration vol.3 Locus Solus』2004

2003年9月ジョン・ゾーンの生誕50年を祝って、30日間のマラソン・ライブが開催されました。場所は、NYのロワー・イースト・サイドにある「トニック」。過去にROVOがここで演奏し、ライブアルバムをつくったことは、以前紹介しました。
さて、ジョン・ゾーンのレーベル「Tzadik」から、「Birthday Celebration」としてこの時のライブ音源が随時リリースされることになったのです。これはその第3弾。ジョン・ゾーン(as)、アート・リンゼイ(g)、アントン・フィア(ds)によるユニット「ロクス・ソルス」のじつに20年ぶりの新譜です。アントン・フィアがたたき出すビートに、ジョン・ゾーンのフリーキーなアルトサックスが激しく亀裂を入れ、さらにアート・リンゼイの爆裂ケイレンギターがそれらをボコボコにするという、破壊と創造、戦慄と緊迫の44分53秒。それはそれはすさまじい演奏です。気になったのは、曲が終わると、必ず高笑いが聞こえてくるんですが、あれはジョン・ゾーンなのでしょうか。無気味すぎます。
Locus Solus
Locus Solus: 50th Birthday Celebration

cauliflower at 00:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ロック 

June 27, 2004

長尾智子『長尾食堂』マガジンハウス 1999年

黒パンにたっぷり塗られたバター。でも、よく見ると焦げ茶色の粒々が混ぜ込んであるのです。さっそく、一口いただいてみると、おやっ、何やら懐かしい味が……。「ふふふっ、それ、黒砂糖、美味いでしょ?」 いや、とっても美味しいっす。寒い国でできる乳製品と暑い国でできる砂糖のマリアージュ。その不思議な風味は、奇想天外かつ絶妙です。
長尾智子さんの料理は、いつもこんな風に唐突に登場します。そして、いつのまにかみんな長尾ワールドでほっぺたが緩みっぱなしになってしまうのです。今日は、ひさしぶりに長尾智子さん宅にお邪魔しての撮影でした。黒砂糖バターは、撮影の合間さっとつくったいわば賄い料理。本ちゃんはもっとすごいアイデア料理ですが、残念ながら企業秘密で紹介できません。あしからず。
長尾さんの料理は、モダニズムの建築のようにシンプルでしかも驚くべきアイデアが隠し込まれています。男性に熱烈なファンが多いのも頷けますね。そんな長尾智子の世界観が、世に知れ渡るきっかけとなったのがこの一冊。ごま、さくらえびなどの乾物、じゃこ、水菜といった長尾さんの偏愛する食材は、すでにここでもバンバン使われています。ちなみに、僕は「たけのこと豆腐のじゃこピリ辛焼き」に「さくらえびのまぜごはん」をつくって家族に好評でした。
長尾食堂
長尾食堂

cauliflower at 23:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 書籍