February 26, 2004

福本義裕『殺人者の科学』作品社 1987

「「殺し」は生体機械が生存する上での重要な技術である」という認識に基づいて、「殴る」「締める」「切る」「射つ」「盛る」「仕掛ける」…、と人間の戦闘行動の進化に沿って分類し、懇切丁寧に[殺し方」のいろはを図解したユニークかつアブない本。じつは著者から謹呈していただいたものなんです。というのも、著者の福本さんとは、松濤の秘密結社k舎在籍時代の友人。わずか1年足らずでk舎を脱藩した彼は、当時ビニ本といわれたエロ雑誌の業界でエディター&ライターとして頭角を現し、気がつくとこんな本をつくる偉〜い(?)人になっていたのでした。「対人戦闘行為の系統図」とか「武器進化の系統図」とかやたらとチャートが多いのは、もしかしてブックデザインを担当した戸田ツトムさんのアイデアでは。シルバーメタリックと黒ベタの多用は明らかに武器のメタファーですが、今、こういうことをやったら完全にウキますね。やはり、その意味で内容もさることながら、デザインも80年代だからこそできた本なのかもしれません。ちなみに、現在エロマンガ、オタク評論で大活躍の永山薫さんが、福本義裕さんその人です。
福本義裕『殺人者の科学』作品社 1987
殺人者の科学

cauliflower at 00:20│Comments(0)TrackBack(0)書籍 

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