エルジェ『ファラオの葉巻』1987年フェリックス・ガタリ『カオスモーズ』2004

March 05, 2004

Traband『kolotoc』 2000

チェコのクレッツマー(クレヅマー)のバンドTrabandの来日公演に行きました。楽器編成が面白い。バンジョーとクラリネット、それにチューバとユーフォニウムが低音部を支え、トランペットがメロディを奏でます。時折クラリネットからアコーディオンに持ち換えたボーカルがイーディッシュ語やチェコ語で歌うと、ドラムスの刻むメロディはいよいよノリのいいテンポでリズムを刻みます。ポルカとワルツがメロディの基本と物の本には書いてありましたが、なんのなんのそれだけではありません。ルンバや4ビート、ロックに変拍子…、次々にいろいろなリズムが飛び出します。でもなんといってもトランペット。休むことなく吹き続けるのはなんとうら若き女性。ソバージュ髪をなびかせて、時に高らかな時に哀愁たっぷりの音を聴かせます。何曲か聴いているうちにとても懐かしくなりました。なぜかなぁと考えていたら、思い出したのです。いにしえの黒テントの芝居の挿入曲に似ている!! そうです、これってキャバレー音楽だったんですね。ブレヒトにはクルトワイル、黒テントにはクレッツマー。ユダヤとロマを起源に持つこのミクスチャー系音楽こそ、シアトリカル・ミュージックのはしりだったのです。
Traband 『kolotoc』2000
Traband

cauliflower at 22:19│Comments(0)TrackBack(0) ワールドミュージック 

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