二人には洋服を買って、自分には買わないという珍しい一日。百人町のコーリアンストリートと「消滅するのかスズナリ」を散策

January 22, 2007

赤いペレーの似合う宇沢さんはとてもいい人だった。

朝 パン、レタス、ハム、ピーナッツバター、メープルシロップ/コーヒー
昼 白身魚とチンゲンサイの炒め物、スープ、サラダ、ご飯(龍の髭)
夜 サワラの野菜あんかけ(ベビーコーン、人参など)、もやしと蟹もどきのサラダ、ひじきの常備野菜、納豆、春菊のみそ汁、ご飯
小雨、晴れ

10時に宇沢弘文さんのご自宅でinterview。門の呼び鈴を鳴らすと、先生自ら外の玄関まで出てらして扉を開けてくれました。トレードマークの赤いベレーを自宅でも着用。うかがえば、これはバスクへのリスペクトなのだとおっしゃる。そうでしたか、納得。奥様が入院なさっているとのことで、コーヒーとお菓子などをせっせと運んでくださるのです。しばらく外に出ていかれて戻ってこられた時には、焼酎とビールの入った袋をぶら下げておられました。「そうそうワインが残っていた」と、仏ワインをワイングラスに注ぎ、ご自分は焼酎のお湯割り。まあ、ゆっくりやりましょうと、そしてニコニコしながらインタビューは始まったのでした。まだ、10時30分、でも、勧められればやっぱり飲んじゃいますよ、第一口をつけないなんて失礼ですものね。これまで何百人とお話を伺ってきましたが、先生のお宅におじゃまして、朝からアルコールをご馳走になるなんてはじめて。なんと楽しいインタビューでしょう。さて、その内容はというと、ジェイコブスの何がそんなにすばらしいのか、彼女の都市の思想について、「いいまちをつくる4つの原則」を軸にお話いただきました。コルビュジェの「輝ける都市」に真っ向から対抗するジェイコブスの「人間的な都市」。筑波大学とルーヴァン大学の新キャンパス(ベルギー)を比較して、前者がコルビュジェの思想によってつくられたためにいかにダメか、逆に後者がジェイコブス的視点を取り入れているためにどんなにすばらしい大学になっているか、実感を踏まえて説かれました。詳しくは、『city&life』の83号に掲載しますので、それをお読みいただくとして、余談を少し。先生は、東大が大嫌いなのです。心底いやらしく、ぼくらが東大卒業でないというと、顔を赤らめて喜ばれました。それから、生前のジェイコブスを初めて訪ねたときのこと。先生はどんな感想をおもちになったと思いますか。それがじつは……、いやいや、これはオフレコでした。それを聞いて、ぼくらは腹の底から大笑い、とだけ言っておきましょう。宇沢先生、本当に楽しい時間をありがとうごどいました。
そのまま歩いて渋谷へ。龍の髭で昼食、ぼくは事務所に戻って、とりかかっていた原稿を仕上げました。

cauliflower at 23:10│Comments(0)TrackBack(0) 仕事 | ダイアリー

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