散歩と読書、そして料理の日。偶然であれ、それを呼び込めるのは、やはり天才だから。

February 25, 2007

畠山直哉展を見に鎌倉一日散策の旅。

朝 パン(ハム&チーズ)、サラダ菜、あんこ/コーヒー
昼 天丼、ワカメのみそ汁、大根のサラダ(春巻きを細く切って揚げたものがかかっている)、漬物(天青)
夜 鮪丼、薩摩揚げ(烏賊げそ、えび)/一番搾り
晴れ
7時45分起床。昨夜床についたら鼻づまり。花粉症だと思う。左側は100%、右側が70%詰まっている。空気が入ってこない。横向いてもだめな、これには閉口した。それになぜか目がさえている。たぶん1時間以上は眠れずにいた。気がつくと6時過ぎ。目覚ましを7時にしていたのだけれど、少し遅らせる。朝食後ミルゥの散歩で野川へ。野川は流量が多くて水がとても澄んでいる。父母から留守番だといって封筒をもらい、こっちは浜松行きに餞別を渡す。結局プラスになってしまった。妻と鎌倉へ。上野動物園かどちらにするか迷っていたが、改札でこっちに決定。快速急行にうまく接続。藤沢から江ノ電で鎌倉駅へ。ついてちょうど12時を回ったところ。混むといけないのでまず食事。小町通りの天ぷらや「天青」に入る。4人用のテーブル席が一つとカウンターのみの小さな店。天丼は、海老、キス、紋甲イカ、ピーマン。ガイドブックによれば玉締めという手搾りのごま油7にサラダ油3。天つゆは、黒っぽくて濃厚だが、まろやかでくどさがない。油がいいからか、胸焼けもせずとても美味かった。これで1500円は安い。鶴岡八幡宮へ。開催されていたぼたん庭園で葉牡丹を鑑賞。お参りをして神奈川県立近代美術館鎌倉へ。本日の目的「畠山直哉展Draftsman's Pencil/鷲見和紀郎展 光の回廊」を見る。畠山さんの今回の展覧会は、製図家の鉛筆というタイトルがつけられているように、これまでの仕事を、あたかも一人の製図家に成り代わって世界=都市をドローイングしていくという立場から再構成し直したような展示だった。都市を描き直す。あると時は巨人の眼で、またある時は小人の眼で。マクロとミクロの視点を交錯させながら、自在に都市のディテールへ忍び込む。東武ワールドスクエアで撮影されたニューヨークをはじめてちゃんと見る。アトリエでちらっと見せてもらったものより少しサイズを小さくしたように思う。「光のマケット」に改めて感動し、浜離宮の湖面に映った汐留の電通ビルを撮影したものに釘付けになる。なぜか全体を見てもった感想。「なんだかとても悲しい」。小さいけれど強く感じるこの寂寥感はなんだろう。もしかすると、畠山さんの写真を考えるキーワードになるかもしれない。歩いて杉本寺へ。鎌倉最古の仏地とあるように茅葺きの本堂は素朴なたたずまい。火災にあった時に、本尊の十一面観音が庭の過ぎの根元に立っていたところから杉本寺と名がついたという。浄妙寺へ。枝ぶりの美しい梅が境内に並ぶ。奥へ上っていくと石窯ガーデンテラスなるカフェ・レストランがあった。ここでカプチーノと石窯プリンをいただく。しかしなんでイングリッシュガーデンとパンやお菓子なんだろうか、不思議。帰りは、バスで鎌倉駅へ。JRで帰ろうとしたら横浜線に乗り入れて町田まで直通があるという。それに乗る。すっかり寝てしまったが、時間は1時間以上かかり、町田で買い物をしたものの、トータルではかなり時間がかかってしまった。

cauliflower at 23:32│Comments(0)TrackBack(0) 外食 | ダイアリー

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