ジャーナリストという職業は……いにしえの名を冠する雑誌の企画

July 10, 2007

バイキングの血を次ぐ人種のフェス

朝 パン、レタス、ハム、カレー(昨日の)/コーヒー(イルガチェフ)
昼 寿司握り、うどん
夜 ピートロ塩、サラダ、みそ汁、ご飯

8時起床。朝食はたくさんあるのでカレーパンにする。朝一でJへ。グル○インの打ち合わせ。これは、けっこう設計が難しい。以前TA○SCでやった時は、あまり考えずに参加したが、そういうものではなかったのですね。特に今回は、大規模調査実施にあたってのチェックという意味もあるので、より慎重にならざるを得ない。しかし、いろいろわかったこともあった。調査とフォーラムの関係。うんと簡単にいえば、調査では、たとえば「なんとなく」という回答が大半を占めるような結果がでた時に、その内実はどうなのか、より深堀してみるとその「なんとなく」の言葉には、しづはさまざまな意味合いが潜んでいるかもしれない。まさに、そのさまざまな内実を、いろいろな立場から掘り下げてみようというのがフォーラムの役目なのだ。どうもこの両者の関係がしっくりこなかったのだが、これでかなり明確になった。すくなくともぼくには。昼食をご馳走になる。Aさんは、25歳で結婚して今17年目だといっていたので、現在42歳? なるほど、ぼくと10歳ちがうわけか。大澤さんの新刊、四方田さんの「先生と私」を買う。事務所に戻って、T田さんのチェック原稿を整理、G企画の整理など。夕食をたべて、レイトショーに。三人で「グラスト○○ベリー」を見る。日高さんはこのフェスの日本版をやりたくてFRFを始めたのだが、似て非なるものだというのが感想。確かに、コンテンツは似ているかもしれない。しかし、バックグラウンドが違うし、愉しみ方そのものがまったく異なる。現代のジプシーであるトラヴェラーはいないし、そもそもアメニティとウェルカムと持続可能性のカンファタブル空間であるFRFからみると、そうしたものが一切ないのがグラストである。しかし、代わりに人間のエネルギーとカイヨワの発見した本源的な遊びがある。日本のそれはテーマパークと変わりがない。彼らから見れば、それはまったく面白いものではないだろう。牢獄の中で規則正しく時間つぶしをしいられている囚人の楽しみぐらいにしか見えないのではないか。でも、ぼくは、それもいいと思った。この低温型とでもいった方がよさそうな日本人の遊び方は、これはこれですばらしいのではないかと思ったのだ。セキュリティも万全だし、第一きれいだもの。彼らは、やはりバイキングの血を次ぐ人種なのだ。グラスに一度は行ってみたいという夢は、これで完全に打ち砕かれたとはず。日本人はおとなしくて清潔づきで、騒ぐところは騒ぐけれどもけっして乱痴気騒ぎであばれたりしない。フーリガンのいないスタジアムがどれだけ素晴らしいか。今日は、ナショナリストになってしまった。

cauliflower at 23:59│Comments(0)TrackBack(0) ダイアリー | ロック

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