十代の時に出会ったU君の歌を聴くと、なぜかあの9月のことを思い出す。キャスティングという仕事は映画やドラマだけではなく、語りの世界にもあるのだ。

September 30, 2009

女の子がチョー元気、その深層構造を探ろうというディスカッション。

朝 パンドゥミ、ハム、レタス、蜂蜜/コーヒー(シグリ)
昼 おにぎり(昆布、あなご、塩むすび)
夜 スープカレー、マカロニサラダ
ジェイムソン

7時30分起床。ニャンの世話、朝食。娘は友人の告別式に参列するため、妻に駅まで送ってもらう。僕は、引き続き昨日聴いたU君の楽曲を聴きながら。iPodに入れたのである。電車で聴きながら思ったのだけれど、この楽曲は、30年以上も前のもので、U君が自宅でテープに吹き込んだもの。宅録なんて言葉のない時代だ。それを満員電車で聴いている。間違いなくこの楽曲を聴いているのは、僕一人だろう。いや、都内でも、もしかしたら、世界でも僕しかいないかもしれない。確率的には航空機が落ちるよりも低いという宝くじよりもさらに低い。ぜったいに会わないはずだ。ドラクエIXのすれ違い通信みたいのがあって、もしも、もしも、万が一、同じ場所で聴いていることがわかったら、本当にビックリするだろうけどね。宅録であったとしても、本当にいい歌だし、U君の声、歌が抜群にいい。なにかの拍子に複製されていないとはいえないから。だとしたら、面白いなぁ、なんて思いながら出社した。今日の対談のレジュメにそってデータ集め。お昼を簡単にとって、Tへ。13時30分開始。テーマを設定するに当たっての背景などを説明し、N新聞のishinabeさんから口火を切ってもらう。それにmakabeさんがコメントしつつ持論を展開するというかたちで進む。レジュメはあくまでも話題出しのつもりだったが、お二人ともリップサービスのつもりなのか、レジュメを意識しながら話してくれた。なぜ夏でもブーツ? なぜ猛暑でもニット帽? どうもこれは、アニメの影響かもしれない。あるいは、新しい感覚刺激を求めているのかもという仮説も飛び出した。いずれにしても、昨今のガールズパワーの隆盛は、新しい時代の到来を予感して余りある現象のようだ。母性とサステナブルとつながり。そして、その根本には生命への慈しみがある。ギャルの登場を決して侮るなかれ。事務所に戻って、M美術館のレイアウト・ダミーの検討。この仕事は、いろいろなレベルの違いと複数のルール、それらの変更を考慮しながら進めなければならない。なかなかしんどい作業。それが今後膨れ上がりながら進んでいく。

cauliflower at 19:58│Comments(0)TrackBack(0) 仕事 | ダイアリー

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十代の時に出会ったU君の歌を聴くと、なぜかあの9月のことを思い出す。キャスティングという仕事は映画やドラマだけではなく、語りの世界にもあるのだ。