地元のインフォーマントはじつは自分だったというオチこれまで経験したことのない超大型颱風接近中

October 11, 2019

背景が描かれている図鑑

TMの執筆者は提案したものの連絡先がわからない。教職員であってもwebサイトに自身のメアドを公開している人もいれば、後悔していない人もいて、その比率は半々ぐらい。たとえ公開派であっても、すぐに返信してくれるとは限らない。ということだから、企画が通って万々歳というわけにはいかないのだ。それで、著作を出版している版元に尋ねることになるのだが、これがなかなか敷居が高い。個人情報保護を理由に、すぐには教えてくれない。最近は、執筆依頼書を版元におくって、版元から「こんな依頼がきてますが、いかがいたしましょうか」と本人に打診し、直接本人が返事をよこす場合がふえてきた。その場合は、当然のことながら、fixした企画書を用意する必要がある。少なくとも、間に立ってくれる版元の機嫌を損ねてはいけないので、文体もスクエアにならざるを得ない。この気配りがけっこうメンドーなのだ。結局今日は、依頼できずに終了。ランチは、ステーキのmatsu、初めてだ。ここの肉は、ミスジステーキ肉。肩甲骨付近の肉で、柔らかく、濃厚な割に脂身が少ない。1000円ステーキのウリは200g。だが、ちょっと安すぎると思い100gにする。ソースが3種類プラス紅塩&胡椒。それに薬味が4種類。それを自由に組み合わせてかける。それにサラダバーとスープがつく。ただしライスは別料金。で感想だが、確かにな柔らかくて、分厚く見えるようにカッティングしてあるのでボリューム感もある。個人的には、この値段ならgoodだ。事務所に戻るとすごく眠くなる。今日は誰もいないのでソファで寝る。座った途端に落ちて、気がつくと30分近く経っていた。メールなどしていたら出る時間に。ところが、下北沢駅で何を思ったか小田急の新宿行きに乗ってしまった。ほんとうは、井の頭線だ渋谷だったのに。目黒へ行くのにわざわざ遠回りしてしまった。目黒美術館で「SAITO meo and the Temple of fulora」の内覧会。入り口入るとすぐに炬燵に乗った絵の具と自分の作品。その周囲には、ハンガーにかかったたくさんの服。日本花色考の図案と読解を見て、第1章花の迷宮から順を追って暗虹街道までを見る。途中にフローラの神殿。約10年前ギャラリーで初めて見た時、極度に文学寄りの作品だなという印象をもったけれど、今回改めて見なおすと、テーマ性よりも、画力そのものが放つ図像それ自体に感情が揺さぶられた感じ。構成力が卓抜しているのは見ての通り。しかしやはりこの紅色か。ちょうどさゆみが卒業で、紅色を見る機会が増えたが、さらに輪をかける。紅づくしだ。ソーントンがまた素晴らしい。1点1点にすべて背景が描かれている。さながら諸国曼荼羅の様相を呈している。エキゾチックで神秘的。花は花で、エロスが滲み出ている。しかしこんなにエロかったとは。このエロティシズムはmeoさんの作品を抜いている。アンのtakasunaさんに挨拶。彼女とはじつに5年ぶりぐらいだ。会場のスライドショーは、meoさんの旅の記録だが、イメーゾソースとなって、作品に反映されていることを教えてもらった。視覚情報は脳内で再構成されるわけだが、それが見えているということであるとすれば、meoさんの作品はすべからく彼女の見ている世界そのものなのだ。

cauliflower at 17:28│Comments(0) アート | 外食

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