『山口昌男山脈』no.4  国書刊行会 2004moe.『Warts and All volume one』2001年

May 29, 2004

『PRESS 東京おとなクラブ増刊』東京おとなクラブ 1984

中森明夫さんが編集していた『東京おとなクラブ』の増刊号。ページを開くと、ババーンといきなりこんな見出しが飛びだしてきます。「浅田彰、フライングパイレーツに乗る」。「アッキラくん、あそびましょ」という感じで始まるこの記事、要するに、アッキラくんこと浅田彰さんを豊島園に誘い出して、フライングパイレーツにのっけてインタビューするという企画なんですね。アッキラくんはジェットコースターは高度資本主義的だけれど、フライングパイレーツは封建主義的な遊びでつまらないです、なんてちゃんとそれらしいコメントを述べてお茶を濁してますし、ほんとこの時代の気分がよ〜くあらわれています。しかも、ソフトクリームをなめているアッキラくんのスナップ写真付き。でも、この雑誌の白眉はなんといっても戸川純さんの特集。ちょうど「玉姫様」が発売されて、新人類世代(死語の死語)のハートをがっちり掴んで、ノリノリ(死語の死語のさらに死語)の頃でしたから、その記事が目に入って思わず買ってしまったんでしょう。中森さんのインタビューがじつに気が利いていて面白いのですが、新宿の母票原すみ子(ママ)が戸川純さんの手形を見て将来を占うというコラムがあったりカットは丸尾末広だったりと、編集もいいとこ狙ってます。(注…票原すみ子は栗原すみ子の誤植か、それともウソ?)ほかには、今は和光大学の先生になってしまった野々村文宏さんや朝日新聞で書評もやってる山崎浩一さんなどが寄稿。執筆陣はなかなかゴーカですが、なんと岡崎きょうこ(ママ)が8コマまんがを描いているというのは特筆ものですね。
というわけで、『裏玉姫 戸川純とヤプーズ』カセットテープ版(YEN/アルファレコード)も一緒に紹介しましょう。84年2月19日ラフォーレミュージアム原宿でのライブを収録したもの。この「玉姫様」は最高にいいですよ。
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『裏玉姫 戸川純とヤプーズ』カセットテープ版(YEN/アルファレコード)
裏玉姫.jpg

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『山口昌男山脈』no.4  国書刊行会 2004moe.『Warts and All volume one』2001年